以前のブログで、尊厳死の記事を書いていた時に、偶然、福井新聞ONLINEの記事で「がん細胞の栄養源を断って死滅へ」という記事と、東洋経済ONLINEの記事で「がん細胞を兵糧攻め!【究極糖質制限】の威力」という記事をみて興味が湧きました。
糖質制限ダイエットなどをしていた事もあり今回は、その効果を調べてみました。
兵糧攻めとは?
時代劇などを見ていると何度か「兵糧攻め」というのを見たような気がしますが、実際は戦法と言うのは、どういうものだったのでしょうか?
ところで、「へいろう」じゃなく、「ひょうろう」なんですね。
敵の食糧補給路を断ち、兵糧を欠乏させることによって打ち負かす攻め方。(
コトバンクより)
またネットで兵糧攻めを検索すると、秀吉の鳥取城攻めが大量に出てきます。
入念に城への食糧を買い占めたり、補給経路を断って城に閉じ込め餓死させたという戦法のようですね。
がん細胞に兵糧攻め
通常細胞のミスコピーががん細胞の始まりであり、がん細胞化した細胞は、ぶどう糖をエネルギー源としているらしい。
そのエネルギー源を得て、増殖していき正常細胞を破壊していくのが、がん細胞なのです。
じゃ、がん細胞ができたとしても、ぶどう糖を与えなければ死滅するんじゃないの?ってことで兵糧攻めが効果があるようなのです。
グルコース(glucose)は、分子式 C6H12O6を持つ単純な糖である。ブドウ糖(ブドウとう、(葡萄糖)とも呼ばれる。グルコースは血糖として動物の血液中を循環している。(Wiki引用)
難しい事は、さておき、ぶどう糖っては、私たちが主食で食べている白米や食パンなどに含まれている糖質が分解されてできる糖だってことです。
つまり、糖質制限!?というより、ゼロに近くして兵糧攻めにするってことですね。
でも、それじゃがん細胞と一緒に、自分が餓死してしまわない!?
食わないのは、糖質だけ
ぶどう糖の摂取をしないで、がん細胞を兵糧攻めにする訳ですが、ぶどう糖の元が糖質であり、どんな食料に糖質がふくまれているのでしょうか。
炭水化物、果物は、ほぼ全滅じゃないですか!?野菜にも糖質が・・・何も食べられないじゃないですか!?
なので、ゼロに抑えられなくても、糖質制限して極端に低く抑えられればいいってことですかね。
では、何を食べたらいいのかの目安を「健康うちごはん」さんのページがら引用させていただきました。
糖質が少ない食品 | 糖質が多く含まれる食品 | |
---|---|---|
穀類 | 米(ご飯・かゆ・餅)、小麦(パン類・麺類・小麦粉・餃子の皮・ピザ生地等)、そば、うどん、コーンフレーク、ビーフン | |
いも類 | こんにゃく | さつまいも、じゃがいも、やまいも、くず、マロニー、春雨、さといも |
甘味料 | エリスリトール(商品名:パルスイート、ラカントS、シュガーカットゼロ)などの人工甘味料 | 砂糖、和三盆、黒糖、グラニュー糖、蜂蜜、メープルシロップ |
豆類 | 大豆、大豆製品(豆腐、湯葉、油揚げ、納豆など)、枝豆、無調整豆乳 | あずき、いんげん豆、えんどう、そら豆、ひよこ豆、レンズ豆 |
種実類 | アーモンド、杏仁、カシューナッツ、くるみ、けし、ごま、ピスタチオ、ピーナッツ、マカダミアナッツ | 銀杏、栗 |
野菜類 | オクラ、かぶ、カリフラワー、キャベツ、キュウリ、小松菜、ごぼう、大根、タケノコ、玉ねぎ、チンゲン菜、トマト、なす、にら、にんじん、にんにく、ねぎ、白菜、パプリカ、ピーマン、ふき、ブロッコリー、ホウレン草、もやし、レタス | かぼちゃ、トウモロコシ、れんこん、そらまめ |
果実類 | アボカド | バナナ、いちご、みかん、ドライフルーツ |
きのこ類 | すべて | |
藻類 | すべて | |
魚介類 | すべて(かまぼこ、ちくわ以外) | 練り製品(かまぼこ、ちくわ) |
肉類 | すべて | |
卵類 | すべて | |
乳類 | チーズ、生クリーム、バター、牛乳 | |
油脂類 | すべて | |
アルコール 飲料類 | ウイスキー、ウォッカ、焼酎、ジン、ラム、ワイン(甘口は要注意) | 紹興酒、日本酒、ビール、ロゼワイン、シャンパン |
嗜好飲料類 | コーヒー、紅茶、日本茶、ウーロン茶、プーアル茶、ジャスミン茶、コーラゼロ | 砂糖・シロップ入り飲料、発泡酒 |
調味料・ 香辛料 | こしょう、塩、しょうゆ、酢、白みそ以外のみそ、マヨネーズ | ウスターソース、とんかつソース、ケチャップ、カレールウ、ハヤシルウ、シチューのルウ、焼き肉のたれ、ポン酢、めんつゆ、砂糖、はちみつ、みりん |
食べるものがなくて、餓死してしまうんじゃない!?って思いましたが、表にすれば、結構食えるものは沢山ありますね。
私の好きなお酒もあるじゃないですか!!
ポイントはケトン体
ブドウ糖が枯渇すると、人間の体内ではブドウ糖に代わる、緊急用のエネルギーが生み出されます。それが、私ががん治療の鍵としている「ケトン体」という酸性の代謝物質です。
このケトン体は、皮下脂肪や内臓脂肪が分解されることで産生されます。そして、正常細胞がケトン体をエネルギー源にすることができるのに対して、がん細胞は基本的にそれができません。がん細胞には、ケトン体をエネルギーに変える酵素が欠けているからです。(福井新聞ONLINE引用)
このケトン体ってのは、脂肪が分解されてできるってことは、やっぱりダイエット効果も高いってことですよね。
また、同新聞記事には、ケトン体は、それ自体に抗がん作用があったり、長寿遺伝子にスチッチをいれてくれる働きがあるとか。
なんだか、いい事ずくめじゃないですか!?
まとめ(がん予防効果も?)
もちろん、まだ、がんになってないとは思いますが、この糖質制限は「がんにならないためにも有効」なんじゃないかと勝手に思っています。
昨年から糖質制限ダイエットで6kg減量しましたが、筋肉を落とさずにということで、糖質制限ダイエットを選択しました。また、お腹が空いたら食べてよい食材もあるし、飲んでいいアルコールだってあります。
ただ、炭水化物などを極限にまで控えると、低血糖となり頭がぼんやりしたり、力が入らない事もあるので、適度にダイエット程度にやるのがコツでしょうね。
私の場合は、週4日程度にて朝食で大量に食べていた白米を、120g程度に抑えたりしています。昼夜は、炭水化物を控えていますが、ぼーとしてしまう前に、オートミールなどをとるようにしています。
そして適度は筋トレと趣味のトレイルランイングで筋肉を落とさないようにとレーニングをしています。
こうして低糖質を数日間やることでも多少のケトン体が出て、がん予防につながっているのではないかと期待しています。ダイエットにもなるので一石二鳥です。
もし、自分が、がんになってしまったとしたら、糖質ゼロに近づけて、がんを兵糧攻めにしてやろうと思っています。
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