良い戒名ならあの世で幸せ!?

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

母や父の法事に関しても悩みましたが、お葬式時の「戒名」ってのも本当に悩みました。

自分も半世紀以上を生きているので、子供たちの事を考えれば、「戒名」などにお金をかける必要はないと言ってはいますが、親の時も結局、50万円以上の戒名を付けたという現実があります。

宗派によっては、「戒名」さえも無い場合もあるのに、この戒名ってのは何なんでしょうか?

 

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戒名って何?

 

そもそも戒名って何なんでしょうか?

 

戒名(かいみょう)は、仏教において受戒した者に与えられる名前である。仏門に入った証であり、戒律を守るしるしとして与えられる。(Wiki引用)

 

つまり、仏教でない場合は戒名は必要ないってことですね。
もちろん、私も日本人なので自然と仏教なので、戒名が必要になるということですが、そんなに信心深い訳でもなく、仏壇に向かって「南無妙法蓮華経」唱える程度です。

 

戒名のランク

日本人は仏教が多いので、戒名が必要だってことはわかりましたが、そもそも戒名ってのは、

お金で戒名のランク

が決まるじゃないですか!?

つまり、人間界で金持ちが、あの世でもランクが高い位になるってことですよね。

あーーーやってられないですよね!

でも、調べてみると、戒名のランクによって、あの世でのランクが決まるものじゃないという内容もありました。

 

戒名の意味

出典「よりそうお葬式

 

宗派によって、若干の違いはあるようですが、院号、道号、戒名、位号などに分かれているようです。

 

●院号
仏教に深く帰依したという証でもあるため、本来は寺院に貢献、社会的に貢献した場合以外はつけられませんでした。明治時代あたりから、貴族や大富豪などがつけられるようになり、現在は、お金をかければ付けてもらえるものらしい。
●道号
その人の人柄や性格、仕事、趣味などを元にして付けられる。
●戒名
一般的には2文字。シンプルに自分の名前から1文字、尊敬する人から1文字とってつけたり、御仏や経典からとるという方法もある。
●位号
戒名の位を示すためのもので、成人男性の場合は信士・居士・院信士・院居士。成人女性の場合は信女・大姉・院信女・院大姉などがあり、後になるほど位が高くなる。
 
 

結局、戒名ランクは金

出典「足成

 

結局、お金を積めば戒名のランクはあげられる!

 

ってことだと思います。

院号や位号などは、完全にお金によって変わってきますよね。

露骨にお金と言ってしまえば響きが悪いですが、寄付額だと考えればお寺や社会に貢献したということになるでしょうかね。

 

戒名は必要か?

 

戒名は、仏教以外なら必要ないし、仏教だとしても、そんなに信仰してないなら戒名などは必要ないんじゃないかと思います。

そして、戒名という仕組みも、もとは、出家した僧や仏教に帰依した人に与えられる名前のことをであり、江戸時代以降に、死後に戒名を付けることが普及してきたという経緯なので、本来は無かったと考えられます。

 

つまり、結論としては、

戒名は必要ない!
戒名によってあの世で幸せかどうかは関係ない!

という事だと思います。

 

戒名が無いと・・・

 

結論としては、戒名自体も、賢い偉い人間が考え出した庶民からの搾取方法だという事だと思います。

戒名の意味も分からずに、戒名が無ければ成仏できないとか、あの世で幸せになれないとか勝手に思い込んで(思い込まされて)いるのだと思います。

 

しかし、戒名が無い事で下記のような不都合もあるようです。

  • 坊さんを呼んで葬式をあげられない
  • 墓を管理している寺に拒否される
  • 親戚にいろいろ言われる

 

うーーーん、世間体(せけんてい)の問題やお墓に入れないなどの問題があるのかもしれませんね。

でも、最近では、坊さんを呼ばない、「音楽葬」や、葬式自体をあげない「直葬」なども増えているらしい。

確かに、高齢になればなるほど、葬式をあげたところで来てくれる人も限られますし、お金をかけて葬儀したところで残された家族への負担もあります。

だんだんと時代は変わり、少子高齢化になって、葬儀のスタイルも変われば、戒名などの昔からの仕来りも変わって行くのかもしれません。

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