2019年の自分の目標の一つ
を2019年7月29日(月)30日(火)のスケジュールで実行してきました。
私の自宅から近い場所から観光バスが出るような「富士山チャレンジバスツアー」にて参加してきました。
最初の予定では、バイクで早朝に出だして、早朝に登山開始して、午後4時くらいには下山しているという予定で行くつもりでしたが、心配をしてくれる家族の意見を聞いてバスツアーになりました。
富士山登山スケジュール
バスツアーなので、あらかじめ富士山に登るスケジュールは最初から決まっていました。
しかし、最初から雲行が怪しく、相当の時間のロスや、他の要因がありスケジュール通りにはいかないのが登山なのかと思いまいた。
実際に、登山した時の時間の経過は下記の様になります。
【今回の富士山登山スケジュール】
●29日(月)
- AM8時 バス乗車
- PM12時 富士スバルライン五合目到着
- PM13時30分 登山スタート(吉田ルート)
- PM18時30分 8合目山小屋着(蓬莱館)
- PM19時30分 就寝(PM22時30分起床)
- PM22時45分 山頂へ出発
●30日(火)
- AM3時30分 山頂着
- AM4時45分 山頂ご来光見学
- AM5時10分 下山開始
- AM9時30分 富士不バルライン五合目着
- PM12時 山梨県の温泉施設
- PM16時 バス下車し帰宅
登山ルート(吉田ルート)
ツアーにお任せなので、どのルートで登山するのかも知りませんでしたが、何回か富士山に行った時の5合目の駐車場に到着しました。
その5合目の場所が、「富士スバルライン五合目」でした。
あとから調べて分かりましたが、「吉田ルート」しかないんじゃないでしょうかね。
吉田ルートについて調べてみました。
吉田ルート(登り)
駐車場近くのレストハウス3Fで着替えを済ませて、出発準備を済ませて、集合時間に待ってからの出発です。
富士山岳ガイドさんが付いていましたので何の心配もいりませんでした。
ただ、ちょっと心配だったのは天候ですね。
雲が多く、切れ間から青空も見えていたりしましたが、どうも怪しい感じでした。
まだ、6合目にも到着する途中で、雷音が鳴り始め、ガイドさんの指示で、シェルターにて雨合羽に着替えるように言われました。
この時点では、雨が降っていませんでしたが、さすがガイドだけあって、トランシーバで本部とやり取りしながら、雨雲などの状況から判断していたようです。
その判断のとおり、着替えてスグに強い雨が降り始めました。
15分程度退避していましたが、ガイドさんの指示で、6合目に進むことになりました。
驚くことに、まだ、雷はゴロゴロと鳴っていましたが、経験と本部との情報のやり取りでの判断なのでしょうね。
6合目に到着すると、仮設のようなトイレなどもあり、富士山のトイレ事情も分からなかったので安心しました。
富士山では、トイレを使う時は、200円のチップが必要なので100円玉を2000円分くらい持っていくように最初から言われていました。
山小屋までは、トイレはありませんが、山小屋に行けば、確実にトイレはあるので、意外とトイレの心配はしなくて大丈夫かもしれません。
頻繁に、水分補給をするように休憩時には言われましたが、一口づつを飲むようにして大量に一気に飲まなければ山小屋の間隔でトイレは問題ありませんでした。
もう、7合目付近になると、確実に雷は下で鳴っているのが分かりました。
富士山ならではの体験かもしれませんね。標高3000m越えていても雨だけは降っていました。
登りは、本当の岩がゴツゴツの急斜面になりますね。
6合目から7合目の砂利道のような山道は、ストックなどを使って登る方も多い感じでしたが、7合目以降は、手も使いながら登るような山道が多かった感じです。
8合目山小屋泊(蓬莱館)
PM18時30分頃 8合目山小屋着(蓬莱館)に到着しました。
途中天候が悪かったり、ツアー参加者の中で体調不良になる方がいたりあったので、スケジュールよりも遅い到着だったようです。
自分的には、登るペースが遅すぎるのと、雨合羽を着ていた為の汗による体の冷えがありましたが、息苦しさなどは感じずに何とか高山病にもなってない感じでした。
※やっぱり、普段からのトレイルランニングの効果が出たのかもしれません。
蓬莱館で夜食を頂き、3時間ほどの仮眠タイムです。
過去に富士山登山に行った事のある人に聞きましたが、本当に山小屋の寝台スペースは狭いですね。畳半畳分程度の狭さです。
そんな中、スグにイビキをかきながら寝られる人の鈍感力には脱帽させられます。
一睡もできずにいました。ゴロゴロしたいところですが、横向けば、知らないおじさんの顔が見えます(笑)仰向けでひたすら時間が経過するのを待っていました。
標高3250m地点で寝られるという貴重な経験にはなったと思います。
頭痛や吐き気、そして息苦しさもない状況に高さを感じない場所でした。
山頂目指して夜出発
はじめてなのでわかりませんが、山小屋泊の人は、夜の22時ごろから山頂目指して動きだすようです。
我々の起床は、22時30分でしたが、もう山小屋外では、通行人がいることが分かりました。
起床後、15分後には出発と言うスケジュールには、驚かされましたが、ここは集団行動なので従うしかありません。
何とか、身支度を整えて、外にでたら真っ暗なのは当たり前ですね。夜ですから(笑)
さすがに寒いですね
結構着込んできたのですが、気温が下がっています。
21時頃まで、バタバタと音を立てて降っていた雨が心配でしたが、外に出てみると満点の星空が見えていました。
星が横に見られるという経験は貴重ですね
山頂までは、登りの岩場ゴツゴツと階段の様にはなっていますが、足場の悪い狭い山道です。
我々のツアーは、本当に移動ペースが遅いので、あれよあれよという間に、登山客でいっぱいの光(ヘッドライト)の道筋になっていました。
山頂付近になればなるほど、道が細くなり、人口密度も半端じゃない状況
でした。
本当に、富士山登山客って多いんだと実体験しました。
早朝3時30分頃、山頂到着
山頂に到着すれば、既にスゴイ人出でお祭り騒ぎです。
さすがに、寒空の中、4時間以上を登山してきましたので、体は冷え切っていました。
ツアーの特権かもしれませんが、最初に食堂の座る場所まで案内されて、流れるように注文を取っていただき、
温かい豚汁
を頂く事ができました。山小屋でもらった朝食用のパンとレトルト炊き込みご飯を同時に頂き、寒さを回避できました。
具が少なくても、ちょっと高くても(800円)、温かい食べ物を食べられる幸せは富士山でないと体験できないかもしれませんね。
ご来光見学
もしかすると、いや、もしかしなくても、今回のツアーのメインの目的は、
ことかもしれません。
とは言え、私的には、登る途中の、満点の星空や、下界の街燈なども素敵だったので景色的な満足度は高いと言えます。
そして、聞いた話によると、ここ最近は、天候が悪くご来光が拝めなかったのですが、今日に限って良い状況だったという事を聞くと尚更テンション上がりますよね。
知識の無い私的には、富士山の山頂からは100%ご来光が見られると思っていましたので勉強になりました。
4時30分を経過すると段々と空が明るくなってきました。
私の腕時計を見ると、日の出は、4時50分となっていました。20分を待つのも寒さで辛い状況でしたが、ここまで来たら、どんな格好をしてでも見てやるという気持ちで、持ってきた服を重ね着して待っていました。
富士山登山の人気は半端ないですね。
4時40分を回った頃からの、雲が赤くなりだし、朝焼けのような状態になってきました。
そして、4時45分ごろから、小さな光が刺してきました。
ここからは、あっと言う間に、どんどん太陽が昇って行きます。
富士山から見るご来光でしたが、貴重な経験になりました。
でも、貴重な経験は、ここからの登山客の動向かもしれません。
完全に日が昇ってない状況から、集合させられ、
です。
これから、いっきに下山する民族大移動の状況が来ることを予想しての、早めの行動のようです。
吉田・須坂ルート(下山専用)
下山は、明らかに登りとは違う山道を通りました。
スキー場で言えば、急斜面を避けるための林間コースのような、ジグザグの道です。
足場は、深い砂利道のような感じで、ふかふか、づぶづぶ、の柔らかい道なので、歩きやすいかと思えば、下り坂なので、太もも崩壊されます。
やわらかい山道なので、落石なども多いらしく、何度も山側を歩くように指示がありました。
何度も書きますが、我々のツアーグループの移動ペースが超ノロノロなので、トレイルランニングで鍛えていると思っていた自分でも、途中から足に力が入らないくらいにボロボロになりました。
ツアー客の人の中には、膝サポーターを借りる人が多かったように思います。
トレイルランニングで下山するなら、楽しそうな山道ですが、落石などもあるので、走っている人は見かけませんでした。
下山は、下山専用ルートを行きましたが、本8合目で一旦、登りと交流するようです。
なんだか、
まったく違う景色のように感じました
が、登りルートの横を下山していたのです。
6合目までが長い下山道
なんども、なんども書いてしまいますが、我々のツアーグループの移動ペースは遅いです。
トレイルランニングなら本当にアッという間に降りてこられる距離なのですが、ジグザクに下山する距離が途方もなく遠距離に感じるペースでした。
腹の調子が悪いけど我慢
ゆっくりペースの微妙に汗かきながらの下山なので、お腹の調子が良くないです。
かといって、下山ルートにはトイレが少ない。
たぶん、通常なら時間をかけずに降りて来れるのでしょう。
さすがに、超危険な状態になる前に、ガイドさんに言いました!!
ガイドさんの立場も分かるし、結局は、我慢しますということで腹痛と戦いながら、拷問を受けながらの下山になってしまいました。
私事ですが、やっぱり私には、「集団行動が向かない」人間だってことが再確認できました。
天気は良くて、景色は最高でしたが、体調の為、残念でした。
これも貴重な経験として後には良い想い出となることでしょう(笑)
集団行動に向かない自分を擁護するために、気持ちを無にして下山に専念しました。
なんとか、6合目のトイレがある場所にたどり着いたときには、腹痛も収まり・・・(笑)
私の都合の良いようには行きませんね。
6合目から、五合目富士スバルラインまでは、急斜面も無く来た道を帰るような感じで、今回の富士山登山が終わりました。
まとめ
いろいろありましたが、
っていう日本一の山だと思います。
私の場合は、次回行くなら、個人で日帰りかなって思います。
ただ、初めての富士山登山だったので、ツアーで行って安心した面も沢山ありました。
特に、交通規制や、山小屋の手配、休憩所の手配、もちろん道案内など、安心して登山できた要因だと思います。
まとめとして、行って登ってよい経験になりました。
なんも、話だけ聞いて終わりにするよりかは、自分が実際に体験した方が本当に身になることがわかります。
これを持って行け!富士山登山の持ち物
事前に富士山登山に向けて持ち物チェックの意味もあり、ブログ記事にしていました。
そして、実際に富士山登山してみて、持ち物に対して、持って行って良かった物、不要な物などの考察をブログ記事にしました。
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