災害時に役所が助けてくれる!?自分の事は自分で

出典「下野新聞SOON

 


台風19号により甚大な被害を受けた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
一日も早いご復興を心よりお祈り申し上げます。

 

 

台風19号(2019年10月12日関東通過)では、私の御近所でも被害が出ており、幸いにも災害から免れた自分は、災害ボランティアを通じて感じたことをブログにしてみました。

今回は、我々の生活を管轄している役所という存在が、災害が起きたときに我々を助けてくれるのかどうかを考えてみました。

 

 

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自分の安全は自分で確保

PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像

 

災害が起きると怪我人や死者が出たりしますが、役所としては災害情報を市民に伝えて避難勧告をしたり指示をしたりして情報を与えてくれる機関なのではないでしょうか!?

実際、大洪水で家に取り残されたり、土砂で救出が必要な時の場合に動くのは、自衛隊であったり消防であったりする訳であり、そのような機関のお世話にならたないためにも、役所は的確な情報を市民に伝えて、

市民は情報を元に自分自身の安全の確保


を行う。

当たり前のことですが、自宅に居て何かある前に何かをしてくれるような事はないってことです。



 

 

防災情報は5段階の警戒レベル



令和元年度から防災情報は5段階の警戒レベルになったようです。

市長は災害発生のおそれが高まったと判断されたときに下記の避難情報を発令するようです。

 

警戒レベル

防災情報

状況・取るべき行動

警戒レベル5

災害発生情報

  • 災害が実際に発生していることを把握した場合、可能な範囲で災害発生を伝えます
  • 命を守る最善の行動をとってください
警戒レベル4

避難指示(緊急)

  • 災害が発生するおそれが極めて高い状況等において、緊急的又は重ねて避難を促す場合等
  • 全員避難してください

避難勧告

  • 全員避難してください
警戒レベル3避難準備・高齢者等避難開始
  • 高齢者等避難に時間を要する方は避難してください
警戒レベル2

洪水注意報、大雨注意報

  • 避難に備え避難行動を確認する
警戒レベル1

警報級の可能性

  • 災害への心構えを高める

 

 

私の解釈ですが、警戒レベル4になったら、避難が必要だってことで、レベル5になったら災害が既に起きている可能性があるってことであり、逃げ遅れた人は自分で安全の確保を判断しなければならないという事じゃないかと思います。

 

高齢者の方や、一人暮らしの方は、警戒レベル3時点で避難していた方が無難だってことですね。

勝手に自分で判断して、逃げ遅れた場合は、自分の安全は自分でという事になるのかと思います。

 

ただ逃げ遅れたとしても救助できる範囲で救助機関が動いてはくれるようですが、お世話にならない為にも早めの対応が必要だってことですね。

 

 

災害ボランティア開設は役所じゃない?

 


今回地元で災害になって初めて気づきましたが、災害ボランティアセンターの開設は役所が担当じゃないんですね。社会福祉協議会(以下社協)のようです。

社会福祉協議会とは、行政関与によって戦前から戦中に設立した民間慈善団体の中央組織・連合会およびその都道府県組織を起源とする組織で、地域福祉の推進を図ることを目的とする民間団体。略して社協と称する。Wikipedia

 

社協自体が役所のようなものなのかもしれませんが、災害が起きるとマンパワーが足りないんじゃないかと思いますね。

その辺で、場所によって、災害ボランティアセンターの開設に前後の時間差があるようです。

 

実際は、災害が起きて二次災害が起きないことを前提に、災害ボランティアの派遣があるようですが、寝るところも無いような緊急を要する場合でも、自分で避難所に避難するとか判断して行動しなければならないようです。

 

だから、本当に緊急を要する様な場合でも、最終的には、

自分の事は自分で何とかしなければならない

ってことです。

 

災害ボランティアは、被災した方の手伝いをボランティアの範囲で協力することですね。

それでも、十分に復興に役立っているとは思います。

 

 

災害時は役所も忙しい

 


社協が災害ボランティアセンターを開設して復興をしている訳ですから、役所は何をしているのか?って知らないと言ってしまいがちですが、役所も大変忙しいようです。

役所の事はよく知りませんが、罹災(りさい)証明書を発行するだけでも、調査するだけでもマンパワーが不足しますから時間が必要のようです。また、家が崩壊してしまった方などには仮設住宅なども考えていかなければならないですから普段との状況とは一変してしまうことでしょうね。

 

また、様々な市民からの問い合わせも一気に増えるでしょうから麻痺するのもしかたないのかもしれません。



 

どうしたらいいのか?の回答

 


今回災害ボランティアに参加させていただき、家の土砂撤去などをお手伝いさせていただきましたが、高齢の一人暮らしなどになると、災害ボランティアを頼んだのはいいけど、その後どうしたらいいのか分からないという事があるようです。

 

既に災害から10日ほど経過していますが、担当役所に電話してもなかなか繋がらないようで繋がっても理解するのが難しいという場合があるようです。

災害ボランティアとして、畳を剥がし、床板を剥がして土砂を撤去するまでは協力できても、その後、どうするのか?までは回答ができません。役所に聞いてくださいとしか言えないのです。

 

役所の方も大変かと思いますが、そういった不安を抱えている被災者もいますので、ホームページだけじゃなく、一人暮らしの高齢者にも伝わるような復興スケジュールを見せることが大切なんじゃないかと思いました。

 

 

災害時の為に普段から準備

 


何十年と住んできて災害が無い地域だと、被災することを想定して準備することは考えないと思いますが、地球温暖化が加速している状況では、人間の想定外の自然災害がいつ起きてもおかしくありません。

その為にも、災害時の備えが本当に重要だと思います。

 

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また、災害ボランティアをやってみて気づきましたが、本当に大切なもの以外は減らしていく意識が必要かもしれないと思いました。

 

高齢者の方だと長年捨てずに保管してある物や、小物が水害などに遭遇すると、大量のゴミになってしまいます。

高齢者に限らず、若い人でも物を購入しては家にしまい込んでいるケースもあるかと思います。

 

自分もそうですが、購入する時に、本当に必要かどうかを考えて購入し、現在家にある物も使って無いものは極力減らしていくことが、仮に災害に遭遇しても被害を最小限に抑えられる事ではないかと思いました。

 

今回の台風19号の復興も数ヶ月かかるようなレベルの被害だと思います。

人ごととは考えずに、いつ自分の身に降りかかってくるか分からない災害として意識と準備をしておくことが重要かと思います。

 

 

 

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