正常性バイアスを理解して誰しも起こりうるという危機察知

最近、良い言葉を教えてもらった。

正常性バイアス

 

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。 自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。(Wikiより引用)

 

思い当たる事はありますよね。

波しぶき

今のところ、ラッキーな為、パニックに遭遇するような事故や事前災害にぶち当たったことはありませんが、過去の大災害や、事件などが目の前で起きて、自分に降りかかろうとしていたとすれば、完全に正常性バイアスが働くような気がします。

 

結構、自分は怖がりの性格なので、自然災害対策に緊急食を準備していたり、趣味を兼ねてキャンプ道具などを準備していたりしています。

また、生活の中でも、道路を歩くときなどは後ろから車が突っ込んできたらどうしようか!?などと確率的には低い事も恐れながらキョロキョロしながら歩くようにしています。

電車などを使う時も、ホームの先頭には絶対に立ちません。

突き落とされたら・・・なんていう低確率なイメージをもっているのです。

 

健康に関してもしかり、私の年代になると健康診断の数値が何かしら外れており、友人同士と会った時などには、悪数値自慢などが始まったりするほどです。

しかし、健康診断の数値くらいなら死ぬことはないと皆が思っているはずです。

健康

でも、私は父を胃がんで亡くし、母は心臓病だったので「自分だけは大丈夫」なんて思う思考は欠片(かけら)もなく、敏感に健康にも反応してしまいます。

また、だんだんと自分の身の回りでも、若くしても亡くなる人が出てきたり、病気になっている人も出てきています。

 

余計に私の恐怖心は募り、健康の為に運動をしたり、体を鍛えたり、食事に気を使ったりします。

自分のこの生活スタイルが正解かどうかは分かりませんが、少なくとも「自分だけは大丈夫」という感覚はありません。

 

 

ちょっと社会的な話にはなりますが、私は、国家も信用していません。

少子高齢化が進む中、年金など当てになりませんし、国家が破綻しないとも限りません。

「老後は老後でどうにかなるさ!」と思っている人は少ないとしても、不安を口にしていたとしても、どこかで正常性バイアスが働いている様に思われます。

 

だって、その近い老後の為に、具体的に何かを準備している人は少ないのではないでしょうか?

もちろん、貯蓄をしたり、定年になっても働こうと考えていたりの行動は起こしているかと思いますが、こどかで正常性バイアスが働いて「なんとかなるさ!」って考えているとしか思えません。

 

足跡

だからと言って、私自身が本当に備えができているのか!?と言われれば、結局は皆さんと同じで、どこかで正常性バイアスが働いているような気がします。

 

でも、今回は「正常性バイアス」という言葉を覚えたので意識をして、今後の生活に生かしていきたいと思います。

 

起こりうるかもしれない事を考えて、対策を考えておく訓練によって回避することが可能だとか・・・。

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