
昔は秋になると自宅の柿の木で沢山の実が取れて、好きでもない果実が食卓にでてくると「また柿かよ!」って思うくらいに普通に食べていました。
しかし、ここ数年思い返せば柿の実を口にしたことは無く、沢山の実がついてもぼたぼたと落ちてしまい清掃するのが大変な状況から、木の存続まで考えるような状況になっていました。
昔を思い返せば思い出もある柿の木でもあるので、数年前から意識をして柿の木を管理していましたが、ようやく結果が出て
させているような状況です。
自分の中では、ほぼ柿の木の管理方法が確立できたので記録に残したいと思います。
今年くらい柿の実が収穫できれば満足
多分玄人からすれば、20個~30個の柿の実の収穫で喜んでいること自体おかしいと思われてしまいますが、自分の場合は、自宅の柿の木であり、あまり手をかけなくてもいい状態から20個~30個の柿の実の収穫ができれば十分なのです。
本当は、ちゃんと剪定して、摘蕾(てきらい:つぼみを間引く事)して、ばっちり消毒すれば、もっと沢山の美味しい柿が収穫できると思いますが、農家ではないので、これで十分なのです。
今年行った柿の木管理方法
1月頃、ド素人剪定
寒い時期になってから、上に伸びている枝を切りまいた。
昔は大きな木だったので上の方に手が届かずに夏になると虫がわいて大変な状況になっていたのでちょっと太い木も切ったり、とにかく上に真っ直ぐに伸びている枝は切りました。
あと、
プロなら、実がなる枝とか、ならない枝などでも選別するのでしょうが、ド素人にはそんなのわかりませんので、自分都合で枝を落としました。

5月頃、芽かき

5月頃になると、温かくなり、柿の木の枝から新しい芽が沢山出てきました。
取っても取っても新しい芽がでてくるのですが、新聞を取り行くついでに大きく成長しないうちに折っていました。
それが正解か、不正解なのかは分かりませんが、次から次へと新しい芽が出ますがほとんど折ったとしても柿の木が枯れるような事はありませんでした。
6月頃 摘蕾(てきらい)
摘蕾とは、蕾(つぼみ)のうちに、選別して取ってしまい、残された蕾の成長に集中させることができる作業らしい。
つまり、柿の木で言えば、実が大きくなるって事ですね。
また、密集していると実と実がぶつかり合って傷ついたり、枝が重くて折れてしまうような事もありますから、やっといた方がいいように思います。
自分の場合は、ド素人なりに、動画やブログなどを確認して、
を摘蕾しました。
最も重要な消毒
ド素人が完全無農薬っていう事は難しいと自覚しました。
なるたけ人体に影響のない消毒剤を選定して下記の様に散布しました。
●【6月上旬】バシレックス水和剤(殺虫剤)
●【6月末】コルト水和剤(殺虫剤)+ベンレート水和剤(抗菌剤)
●【7月中旬】スミチオン
●【8月上旬】パシレックス水和剤
7月中旬にスミチオンを使いましたが、ヘタ虫が柿を落下させていたので急遽つかいました。もしかしたら、パシレックス水和剤やコルト水和剤などの非常に安全とさせるBT剤でも良かったのかもしれません。
でも、6月末にBT剤の噴霧した半月後にヘタ虫にやられていたのでスミチオンを使ってしまいました。
10月中旬 鳥対策

上の画像からも分かるように、
柿の実の近くの枝と枝に糸を巻き付け
てあります。
家にあった普通の白い糸を適当に柿の実の周りに巻き付けました。
結果は、効果抜群で1個も鳥につつかれてないです!!
もう少ししたら鳥さんにもお裾分けするつもりなので、その時は取り外して様子を見てみたいと思います。
まとめ
20個~30個程度の柿の収穫で満足なら自分のようなド素人のやり方でも行けるんだと確信が持てました。
本当は消毒を一切しない方法でもやってみたいのですが、ド素人にはレベルが高すぎますね。
ただ、誘殺バンドという方法があるようなので、今年は間に合いませんが、来年は9月上旬ごろに試してみたいと思います。
わら、縄、むしろ、布、紙などを40㎝前後の幅にして秋季に樹幹に巻き付け、この巻き付け部に越冬場所を求めて下方に降りてくる害虫を潜入させ、早春にこれらの巻き付け材を集めて焼却して害虫を殺す方法を、バンド誘殺、誘殺バンドの巻き付けまたはバンドトラップと言う。
本当に毎年全滅していた柿の実が今年は数年ぶりに食べることができて感動です。
柿の木の寿命かとも考えましたが、想い出のある木でもあるので、もう少し面倒をみて、毎年美味しい柿が食べられればと思います。
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