
もう、柿の実が採れたのは3年以上も前の話になってしまいました。
昔は、美味しくて大きな柿が沢山とれた優秀な果樹でしたが、私の剪定の仕方が悪いのか、消毒をしないのが悪いのか、柿の実がついたとしても全て落ちてしまいます。
もしかしたら柿の木の寿命か!?
昔と言っても、約5年前くらいには、まだまだたくさんの実がなり落ちたとしても全部落ちるようなことはありませんでした。
ちなみに、現在の柿の木の年数は、40年くらいの年数になっています。
剪定がダメなのか!?

いろいろと調べたところ、剪定時期さえ間違わなければ実がならない事はあっても枯れはしないという事でした。

しかし、寒い時期に選定しても、4月頃になり暖かくなり出すと色んな場所から芽が噴き出して放置しておくと太く硬い木になっていきます。
なので、いつもなら片っ端から芽を折っていました。
それもあっているのか?間違っているのか?も分かりませんでしたが、ある動画を見つけて見ていたら芽かきはやった方がいいようですね。
消毒はやった方がいいのか?
10年以上も前は、消毒を家族がやっており、しっかりと実が沢山採ることができました。
しかし、消毒嫌いなので近年では、年に2回(6月と8月)にスミチオン(住友化学園芸)という消毒をしていました。
それでも、全て落果してしまいます。
何回かは、へた虫で落果した跡を見たこともありますし、ヘタ虫自体を発見したこともあるので、
ことは間違いありません。
簡単な消毒方法はないものか?
使い切りのスプレー方式を探しましたが、柿の木に使うには沢山の本数が必要そうです。
コスパも良くないし、手元から噴射しますから自分にかかる可能性も高いですね。
やっぱり、噴霧器を準備してボトルに入った消毒液を使った方が良さそうです。
電池式ですが、4千円程度で購入できるので購入しますかね???
殺虫剤・・・コルト水和剤(カメムシに効くらしい)
殺菌剤・・・ベンレート水和剤(多くの病害に効果があるらしい)
ヘタ虫には?
落ちた実の中に虫がいると思われがちですが、実際はヘタの部分にいます。毎年被害が目立つ時は、秋口にコモを巻いてそこで越冬させ、春先にコモを取りはずし、処分する方法も有効です。薬剤による防除は散布時期がポイントになります。実の中に食入すると薬剤の効果が期待できないので、早めにオルトラン水和剤やモスピラン液剤を散布します。(引用:住友化学園芸)
オルトラン水和剤なら
カキノヘタムシガ | 1500倍 | 散布 | 収穫45日前まで | 2回以内 | 200~700L/10a |
モスピラン液剤なら
カキノヘタムシガ | 4000倍 | 散布 | 収穫14日前まで | 3回以内 | 200~700L/10a |
なんだかいっぱい種類があって分かりづらいですね。
ちょっと勘違いしていました。
収穫○○日前までっていうのは、○○日前まで消毒して良いって意味ですね。
だから、消毒するなら早めにやればいいってことです。
BT剤ってなんだ?
調べているうちに、BT剤と言う薬剤が出てきたので調べてみました。
BT剤とは、生物農薬の一種で、アオムシ、ヨトウムシ、コナガなどの鱗翅(りんし)目の幼虫に効果のある殺虫剤です。バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)という細菌を利用した農薬で、有機栽培でも使用されている、非常に安全性の高い農薬です。
(引用:家庭菜園をデザインする)
このバシレックス水和剤ってのはよさそうですね。
かき | イラガ類 | 1000倍 | 散布 | 発生初期(但し、収穫前日まで) |
カキノヘタムシガ | 1000倍 | 散布 | 発生初期(但し、収穫前日まで) |
この薬を使って今年は対策をしてみましょうかね。
なんとか、今年の秋には、数個でいいので口にしてみたいものです。
2020年柿事情
今年は、既に、
バシレックス水和剤(殺虫剤)を6月上旬に1回
コルト水和剤(殺虫剤)+ベンレート水和剤(抗菌剤)を6月末に1回
の3回噴霧器にて散布しました。
結果、現在は実も大きくなり、まだ沢山木に実っています。
今のところ、ヘタ虫も肉眼では確認できません。
しかし、この数日、毎日2個程度落下し始めています。
長梅雨のせいなのか?原因はわかりません。
また、梅雨明けの7月末くらいには噴霧しようと思っていますが、何個残っているやら・・・

7月12日ですが、また結構大きくなった柿の実が落下していたので見てみると、ヘタ虫が侵入したような穴が開いていました。

直ぐに、スミチオンを噴霧してみました。
●7月12日 スミチオン 噴霧
●8月上旬 パシレックス水和剤 噴霧
9月5日現在、約20個ほどの実がなっており落下もしてない状況を観察しています。


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